あるいは明暗でさえ、ある種、遠近の暗喩として機能する。
暗いキノコの森、そこを抜けると明るい草原、それは小さな希望、再会の暗示だ。
そして、もっとも小さく、美しい遠近は、 松虫草の群落と、 それを踏まないように歩くヤンの眼。
そして草むらに横たわり、 松虫草やアザミを見上げる読者の目に映る世界だ。
付録へ
ボクはヤンへ
Top ネコのヤンと愉快な仲間たちへ