おお 終りなく 涯しなき春---
終りなく 涯しなき夢想よ!
おまえがわかりかけた 生活よ! 受容れるとも!
楯を鳴らして歓迎する!
‥‥‥‥‥‥‥‥
わたしは受容れる 不眠の口論を
窓の暗いカーテンの朝を
わたしの赤く腫れた目を
春が苛立たせ 酔わせることも!
荒寥たる村落を受容れる!
地上の町々の井戸も!
天空の澄みきった広がりと
奴隷労働の痛苦も!
‥‥‥‥‥‥‥‥
この反目の出会いを前に
わたしは決して楯を棄てまい‥‥
‥‥‥‥‥‥‥‥
1907.10.24 アレクサンドル・ブローク ブローク詩集(小平 武訳)より
原意を無視し、意図的に抜粋
by Jun Machida