Fake Kabakov Project-7

しかしほとんど死のそばにあっても
まことにわたしは信じている 善の精霊が
卑劣と憎悪の力をうち負かす…
その時がやって来ると言うことを
…………

そして首にこんな輪索(ロープ)をつけられているが
なおもしばし
わたしはわたしの右腕のそのひとに
わたしの涙をぬぐって貰いたいと思う

(ボーリス・パステルナーク「ノーベル賞」1959年、より)
「晴れよう時」(工藤正廣訳) 所収
引用・改悪 by Jun Machida

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