Old correspondence 2004.10.7〜2003.7.16

ヤンと愉快な仲間たち 〈correspondence〉 自由に、気楽に書き込んで下さい。

6654

戻る


  質問です - 内田雅代 -2004-10-07 09:36:04 削除
わたしは辛党なのですけど、御本を読んでいると甘いものが好きになってしまいます。町田さんも両方だとお見受けするのですけど、何かダイエットしてらっしゃいますか?
私が御本に出合えたのは、狛江の”りろ書房”の奥様、きよさんの縁です。お電話すると「主人が町田純を気に入っていて、読んで下さる方がいると、とっても喜ぶんですよ」とおっしゃっていました。きよさんに感謝しています。(53歳 女)

お答えします - 町田純 -2004-10-07 17:11:12 削除
ハハハハハ…(^^;) 楽しくもアヴアンギャルドなご質問ありがとうございマス!
えーと、ボクはお酒は飲めません。グラス一杯のワインで酔ってしまいます。
ビールは250mlぐらいの極小缶程度は飲めます。
ウォトカとかは、飲んだら心臓発作であの世行きです。
従って辛党ではありません。しかし、柿の種とか辛いモノは好きです。
うどんに唐辛子をたくさん振りかけます。
甘いモノはシメ君同様好きです。でも極端な人工的な甘さは嫌いです。
餡モノは欠かせませんが、白あんとか黄色いのはダメです。

さて、ダイエットですが、ボクの知っている方法は、
1.パレスチナへ行ってイスラエル軍の前で抗議行動をする。そして、イスラエルの戦車か
巨大ブルドーザーに轢かれる。直接的にぺっしゃんこにやせられます。
ただ、死ぬ確率が高いのが難点。(>_<)

2. 反戦デモ等で機動隊につばを吐きかけて逮捕される。数週間留置されれば、
規則正しい日常生活と適度な食事により理想的にダイエットできます。
ただ、出所後職などを失って、食も失うことになり、栄養失調になるかもしれません。
それではダイエットとしては、行き過ぎですね。(-_-)

3.胚芽米を食べる。まずいので、食が進まず、毎月1kgきちんとやせていきます。(癌かな?と思うくらい)
ただ最近は、なぜか改良されてそれ程まずくなくなり、食べてしまうようになり、だめですね。
そこで、もうあきらめて、生きている内に白いご飯を食べておこうと、ササニシキに代えたところ、
なぜかあまり食べられなくなりました。
結果、この2ヶ月くらいでウエストが3〜4センチ細くなり、76センチ位になりました。
学生時代は70センチ位だったのですが、そこまではとてもとても…

4. 精神的な悩みを抱える。ボクも悩みは尽きないのですが、抗鬱剤のせいでかえって太りました。
従ってたとえ鬱病になっても薬に頼らず、ひたすら耐え忍びながらやせ細っていくことが理想です。
ただ、自死に至っては意味がありませんが。(T_T)

最後になりましたが、小田急線の狛江はボクの所から2つ目の駅です。
ただ、下りたことがほとんどない。残念ながら、「りろ書房」知りませんでした。
そのような書店があること、奇跡です。聖書の中のお話のようですね(変なたとえかな)
まあ、それほどありがたいお話でした。感激しています。(^_^)


  こんばんは - そらの -2004-08-09 21:00:02 削除
こんばんは。
ご無沙汰しております。
ホームページを開設されてからもう1年経ったのですね。。。
遅ればせながら、1周年、おめでとうございました!

ところで、先日、「幻のロシア絵本 1920-30年代展」
というのを見に行きました。
なかなか良かったです(^^)

Re. - 町田純 -2004-08-10 05:49:21 削除
ボクも目黒の庭園美術館「ロシアの絵本展」行きました。
たしかに「なかなかよかった」のですが、すごく良かったとは…
残念ながら言えません。
何故かな…多分原画がなかったからかな。
鎌倉でやったチャペックのお兄さんの展覧会は、原画があって、
こうやって描いていたんだナという、実感が得られたんですが。
前から本で見ていたモノが多かったので新鮮に感じられなかった
という面もあります。
タトリンの原画があったらナ…
しかし、レベジェフは才人ですね。
カワカマスの絵が楽しかったデス(^^)/
それにしてもTokyoはあまりに暑すぎます(>_<)


  八月六日の朝 - クリヨン -2004-08-06 08:24:19 削除
八月六日の朝ホームページにアクセスして、八月六日付の町田さんのメッセージを見つけ嬉しくなりました。今日は静かに祈りたい。

静かにといえば、『ヤン』を読むことを友人たちに静かに勧めています。本当は手放したくないヤンの葉書を、一枚また一枚と送りつつ。

Re. - 町田純 -2004-08-07 01:59:11 削除
8/6のやや黒猫的主張は、矛盾だらけのいい加減な文章で恥ずかしいです。
作品で主張するよりもまず市民として行動せよ、とか書いていて、そのすぐ後で、詩で攻撃せよ(ネルーダ)ですからね。
なんだかいつもですが、気持ちだけつんのめって、中味がなんにもない。
もっともフィクションを書く人間に論理などないのですが…
と、いつも言い訳しています(>_<)




  あー。 - ぺぺぺ -2004-06-20 00:15:29 削除
なんだかふっと、涙が出てくるんです。
町田氏の作品を読むと。

ふときがついた - ぺぺぺ -2004-06-20 15:15:40 削除
自分で返信するのもなんですが…
仲良しジャンプなどのアニメ、難なく見ることが出来ます。
当方、MacOSXです。IEの5.2です。
あれー?

Re - 町田純 -2004-06-20 16:52:07 削除
そーなんです。最近直ったようです。
だらしないんだ、ったくヤフーは!!

恥ずかしながらボクも「ヤンとシメ」を読むと
たちまち目がうるるん、となります。
あの時は、必ずいつか別れの時が来るものだと、思いながら
書いていました。そのせいかな…


  ありがとうございます - クリヨン -2004-05-28 08:56:10 削除
早速のお返事ありがとうございます。「草原の祝祭」の英語版が出るのはとても素敵なこと!英語圏の人が一人でも多くヤン君に出会って、ほっと立ち止まり、人間世界で起こっていることに思いをめぐらせることを願っています。
扁桃腺、こじらせぬようお大事に。


  心のきれいな人間にエール - クリヨン -2004-05-27 14:17:20 削除
以前、ピロシキを作った云々と書き込んだ者です。あれから、じゃがいものスープも、レンズ豆のスープも試してみました。もともと料理好きではないのに、ヤン君のレシピにはなぜかひかれるのです。
久しぶりにホームページを拝見して、イラクでの人質事件に対する町田さんのご意見に胸のすく思いがしました。自己責任論の冷たさに呆れ驚き、一部の「日本国民」の陰湿な言動には怒りを通り越して悲しみさえ感じ、同胞を愛し労れないのは「国民性」なのかと、すっかり暗くなっていたからです。権力側や、大多数の声にかき消されずに自分の正しいと信じる心を大切に守ることは、これからますます難しくなっていくのでしょうか。(東京都の教職員に対する「踏み絵」のようなやり方一つとっても。)
ヤン君たちの世界に、飾り売りのお婆さんのような心のきれいな人間が出てくるとほっとするのです。

オデッサ・イスタンブールのページを楽しみにしています。花粉症の最盛期は過ぎたかもしれませんが、くれぐれもお身体を大切にしてください。

Re - 町田純 -2004-05-28 07:00:22 削除
ありがとうございます。こういうご意見を聞くと、ほっとします。
どうも最近、世間が空恐ろしく、人間というモノがますます分からなくなってきていたので。
コイズミになってからの社会全体の右傾化は、急坂を転げ落ちるがごとくです。
ブッシュやコイズミだけではなく、テロとの戦いを声高に唱える国家指導者たちは、
敵(連中はなんでもテロリストと名付けたがる)を作れば作るほど、逆に自分の権力は
より強固なモノとなるわけですね。
21世紀の世界がこのように、あまりに単純幼稚な二分法で定義されることに驚き、失望しています。
ボクらは今まで何を学んできたのか…、全てきれいさっぱり忘れてしまったのか、と。
ブンガクの根本はなんといってもヒューマニズムです。たとえデカダンスや反抗のブンガクでも。
ヒューマニズムが死語となりつつある現在、本物のブンガクもどうやら消え去ろうとしています。
で、ボクも最後に手を振って分かれたいのですが、世界の余りの恐ろしさに、ブンガクはどこかに隠れているらしく、
姿が見つからない。

Tokyoも梅雨入りが近そうで、花粉アレルギーは一息つけそうです。
この一ヶ月、喉のリンパ腺が腫れて、つまり悪性の風邪でした。(>_<)
思い出すと、一年中扁桃腺の具合が悪いし、なんらかのアレルギー。
要するに、存在すべきではないのに存在しているということかな…(-_-)
そんなことを思いながら、今は、イギリスから送られてきた、
「草原の祝祭」の英訳をチェックしています。




  ふらりと来てみました - さい -2004-05-20 03:52:29 削除
お久しぶりです。
『オデッサ物語』、とても素敵ですね。残念ながら、私は終にオデッサ・イスタンブールに行く機会を得られませんでしたが、現在住んでいるところの近くに、ロージナ茶房というやはりロシアをモチーフにした喫茶店があります。
質素な内装と大きなテーブル。何だか落ち着くので就職活動の合間に、ちょくちょく息抜きに行っています。
残念ながら、ゴーゴルモーゴルはメニュに無いですけれどね。
この辺りでは有名なお店なのですが、行かれたことはおありでしょうか…?
白樺の林、地平線まで一杯の風に靡く緑。ヤンのおかげで私の中に生まれた草原への憧れが日々大きくなっていくのを感じます。
就職先が決まっても決まらなくても、活動時期が終了したら、一度ロシアへ行こうと思っています…。
思いつくままに書いてしまいました。お目汚し失礼いたします。

Re - 町田純 -2004-05-22 02:09:55 削除
バーベリはとてもドライなスタイルの作家です。なかなか、ああいった風には書けるものではない。特に日本人には無理ですね。因みにボクは日本独特の私小説は嫌いです。
そもそも人間が出てきて、いじいじ、ねちねちするのを見ると、ぞくぞくしちゃうんです。
だから根本的に小説嫌いなんだと思います。99%の小説は人間のモノですから。
対して動物たちが主人公なら、心を開くことができて、とても素直になれます。

カフェ、odessa-istanbulについては、HOME PAGE で何か書こうと思っていて、なかなか
そこまで手が回らないできました。
新しく別のサイトを作らなければとか、いろいろと考えてきましたが……
写真とかも載せなければいけないし…たいへんだなあ…
とりあえず回想録(なんと大袈裟な)でも現行サイトに載せようか…(-_-)ふむ…

ロシアか……ボクもなあんにも見ていないんです。行きたくとも、なかなか…ね。
何も実際に見ず、この手で触れることもなく、想像で描くのは結構大変でした。
その点イスタンブールは楽でした。3回ほど行けたから。
ブーニン作品集3(群像社)の「たゆたう春」「夜」の二編は、美しいロシアの景色が
幻のように描かれています。もつとも、たしか「夜」は黒海の風景ですが。
オススメです。

そして、ボクの想像力はアホリカとヘスラヘルによって破壊されました。


  こんにちは - 末摘花 -2004-04-19 21:58:24 削除
はじめまして。末摘花と申します。
数年前に渋谷のパルコ(だったと思うのですが…)で、町田先生の個展を拝見いたしました。筆舌に尽くしがたいほど方向音痴の私は、目的の場所に行けず、迷いに迷って漂着したのが町田先生の個展だったのです。これも何かの縁と、なんとはなしに拝見させていただいたのですが、展示されていたヤン君の絵を見た瞬間、「これは(この本は)絶対読まなくては!」と直感しました。それこそ天啓を得たような感覚です。その直感は間違ってはおらず、寝食を忘れて…は大袈裟ですが、とにかく没頭して、当時出版されていたものは全て一気に読んでしまいました。感動したからというより、私の心をわしづかみにして、それきり放してくれなくなったから…というのが言葉にできるぴったりの理由です。
今日は久しぶりにこちらを拝見させていただいたのですが、なんとなくほっとしました。最近の海外での事件に対する町田先生の考えを知ることができたからです。悪意に満ちた報道や、「自己責任」だの「反省しろ」だのと吠える人を見るにつけ、「この国にはこんなアンポンタンしかいないのか…」と怒りを通り越して悲しくなっていました。そんな時にこちらで町田先生のお考えを拝見して「アンポンタンばかりじゃなくて良かった…」と思いほっとしたのです。でも、どう言ってみたところで、怒ったり文句を言ったりするだけで何もしない私もアンポンタンの一人なのんですよね…。

Re 大いに怒りましょう! - 町田純 -2004-04-20 10:07:44 削除
お便りありがとうございます。渋谷パルコ地下の展覧会場(Linkにあります。お確かめください)のノートに、確か、おっしゃるようなメモがあったと覚えております。
ヤンと出会うというのは、奇跡に近いですね。皆さんそうおっしゃいます。
今となってはほとんど不可能でしょう。マイナーな出版社からですから、仕方ありません。
この国のおよそ10万分の1人がヤンと話ができるわけです。すてきな偶然です。

で、不幸な偶然は、イラクでレジスタンスに拘束された人たちです。
ボクらも海外旅行に行けば、墜落事故やバスの事故、置き引きや強盗、誘拐といった事故に巻き込まれる可能性はいくらでもあります。もちろん国内でも。
不幸な偶然は一般に事故と言われ、外国の警察に訴えても、事故の責任は自己にあるから、自己は事故で解決しろ、いや事故は自己で解決しろ、とまでは言われません。
どこの国の政府でも自国民を守るのは最大の義務で仕事ですから。
コイズミや取り巻き達は、なんでこんなに基本的なことを知らないのでしょう。

今度の事件で、常日頃、国を守る、侵略から日本を守る(いまどきどこが侵略してくるのか?)とか言っている連中は、思った通り、国を守るのであって、個人を守るのではないということがはっきりしました。
沖縄戦とおんなじ構図です。

外国旅行にひとりで出かけるのは、それなりに緊張することもあり、なかなかしんどい面もありますね。ましてや、パレスチナのような紛争地に行くボランティアの人たちは、本当にすごいと思います。イスラエルの巨大ブルドーザーの前で座り込みをしたり、イスラエル軍に破壊される家の前で抗議したり、とてもボクにはそんな勇気はありません。おっしゃるように、「反省しろ」「責任をとれ」「迷惑だ」と吠える卑劣な、さもしい連中と同じように吠えているだけなんです。

でも、怒りは大切です。怒ることもなく、無関心、無表情でケータイのメールだけいじくって、あげくの果て、政府に操作されるロボットのように一生を終わるのは、悲しいことですから。





  思うこと。 - 通りすがりの者 -2004-04-09 18:32:31 削除
もしも人質がコイズミの家族であっても、自衛隊を撤退しないのでしょうか?
その通りだと思います - 町田純 -2004-04-10 20:57:12 削除
撤退させないでしょうね。
コイズミの性格はアメリカコンプレックスと、その補償としての日本ナショナリズム(アジア諸国に対する優越感)で構成されています。前者は子供時代のアメリカ進駐軍による占領とその後の物質的アメリカ文化洗礼によるモノでしょう。敗戦で去勢された時に、物量的に圧倒するアホリカに呑み込まれたわけです。
しかしそのままでは、自らのアイデンティティーを失ってしまいます。そこでこのコンプレックスを埋めるために、アジア蔑視のナショナリズムが育まれたのでしょう。
イシハラとおなじことですね。
コンプレックスとその裏返しとしての差別。よくある性格です。
加えてコイズミには、古くさい日本的ヒロイズムが散見されます。特攻隊の遺書に涙したような。
何故特攻隊が生まれたのか、その死が無駄死にであったと認めたくない心情。原因を作り出す構造を見ない人間なのです。
感情的な人間ですね、政治家には向かない。社会や世界全体を冷静に見つめ分析する能力が全く欠けています。
因業ジジイですね。羽織袴で靖国に参拝する姿を見ればね。

というわけで結論は、臭いナショナリズムのヒロイズムで、撤退させないとなるわけです。

通りすがりのようなので、もういらっしゃらないとは思いますが、コイズミの精神分析でした。




そうですか。 - 再び通りすがりの者 -2004-04-15 20:44:00 削除
町田さんのご意見を伺うことができて良かったです。
人質の方々はまだ解放されてません。
遠い国で戦争が続いていても、私の周囲は特に変わることなく、
いつもの様に仕事に行って帰ってきて・・・。
たくさんの食べ物が捨てられて・・・。
考えれば考えるほど、暗い気持ちになります。



  君が代ならぬ民が代 - ぺぺぺ -2004-04-06 15:37:21 削除
民の方がかっこいいのになぁ…

閣下とジャックの新作を拝見いたしました!
今回も愉快痛快に感じました!
個人的には「鼻」が気になる存在です(^o^)

ところで、トップページに「更新履歴」を見る所があれば
せっかく更新された愉快なページを
うっかり見忘れることもないと思うのですがいかがでショー。

Re - 町田純 -2004-04-07 03:13:37 削除
よく見かける小さな更新履歴欄はどーやって作るのか分からないのです。
それと、なんとなくうっとうしいので、ほっといたのですが…
しかたなく、無料diaryサービスを利用して、リンクさせました。
Topページに欄を作る技は知らないのでこれで我慢してくださいネ……(^_-)

ReRe - 町田純 -2004-04-07 03:55:03 削除
えーと、その後の血のにじむような研究の成果により、
Topページの一番下に、な、なんと、更新欄出来ました!
見てください。 (^^)/

おぉぉぉ! - ぺぺぺ -2004-04-07 10:48:55 削除
ほんとだ!可愛い更新履歴が!!
内容も味があって素敵です。
わーいわーい(^o^)


  お返事ありがとうございます。 - さい -2004-02-27 23:40:59 削除
憶えていて戴いて、とっても嬉しいです!
それにしても…やはり本の世界は終わりつつあるのですね。この流れを止めることは恐らくできないのでしょう。悲しいことですが。
そんな世界で仕事を見つけようというのだから、自分でも無謀なことをしているのは承知なのですが…。
それでも、活字が終わる日が来るなら、私はそれを見届けなければならない、気がするのです。そして、誰からも必要とされなくなった言葉をコッソリ拾い上げてやりたいです。
それにしても、どうしてここまで市場が衰退してしまったのか、と思っていたのですが…。
町田さんは人類の生物学的変化が原因のひとつと思われるのですね。
私も日々の生活の中で、人間が変わってきていると漠然と思うことは多々あるのですが、それは飽くまで私の感覚的なもので、うまく言葉にできない、理論的に説明できないんです。
町田さんはどのようなところが生物学的に変化したと感じられますか?そして、その原因は、何なのでしょうね…。
もしお時間があったら、少し聞かせてください。

Re - 町田純 -2004-02-28 19:32:30 削除
人類の生物学的変容(というか、日本人の変化、かな? まだまだ、まともな国もあるでしょうから)
と書いてしまいましたが、ちょつとめんどーくさくて、短絡的に記したと、反省しています。
ボクは生物、生化学ともに苦手で興味もないので科学的には、何も言えません。
ただ、極少数のガキの集団を4分の1世紀観察してきた結果として言えることは、

アレルギー症状(アトピー、花粉症etc)の増加、チック症その他の神経症の増加、
根気、忍耐力の低下。注意力散漫。ようするに一時もじっとしていられない。
些細なことにこだわり、つまらないことで腹を立てる。自分に自信がない。
他人のことを異常に気にする。自分に対する評価にひどくこだわる。
小さな小さなミスでも指摘されると、キレる。体がたえず動いている。

といった変化が明らかに散見されます。もちろん一部のガキ。
TVゲームが全盛だった頃、こういった全てがと゛っと押し寄せてきた感がありました。
ゲーム脳を大量生産したソニーや任天堂の罪は計り知れません。
今は、ゲームは下火かな?
ゲームをする意欲さえもないのかも。ある意味では少し落ち着いています。

コンビニの罪も大きい。スーパーやファーストフードも。
お母さんが働いていて、夕食はそういったところのモノという子も多いのです。
ボクは時々、山にもっていこうと思って買い置きしたカップ麺を、明け方こっそり食べることが
あります。結果、山頂ではなく、あらかた家で消費してしまうのですが、これを食べた後は
とても空しい気分におそわれます。
食パンにハムを挟んで芥子を塗って食べた方がよっぽどおいしいし、優雅な気分になる。
スーパーやコンビニのやたら甘くて、軟らかい食べ物ばかり食べていると、頭脳は軟化します。
柔軟な思考ではなく、脳が柔軟になる。

食品添加物や環境ホルモンの問題は、なるほどと思います。
ただ、ボクは科学者ではないので…

さて、以上の諸点は当たり前の話です。誰でも知っている。で、ボクは以下の点を強調しておきたい。
本が衰退した短期的な要因は、大学の変容=退化です。教養課程の廃止、改悪です。
60、70年代の大学紛争後、政府文部省、大学管理層、国家権力、ジミン党は教養課程を
潰していきました。ここが、連中にとって反乱の巣だと思ったわけです。
ボロボロの部室や寮が次々と壊されていったのが、その象徴です。
そして、管理しやすい、一見豪華な郊外型校舎への移転、建設。従順な、何も疑問を持たない学生の無菌培養の施設。
教養課程がなかったら、いつ本を読むのでしょう? その前は受験、受験、受験。そして、大学に入ったら、中味のない
専門課程にすぐ入れてしまうのではね。
イシハラが都立大を廃止して、変な大学を作ろうとしている。そして自分の仲間に統治させようという魂胆。
これも同じ流れですね。というか、それを推し進めたモノ。

大学や美術館、ホール、その他の独立採算性、民営化、どれもこれも同じ目的です。
実用性、実学、これすなわち資本のための学問、文化なのです。
資本=権力に役立つのは、盲目的に従う労働力だけですからね。 「余計なことは考えるナ!」これが資本の命令です。
コイズミの劇場型=TV型パフォーマンス政治は、そういった無菌培養された人々が支持している。
何も分かっていないからです。というか、分からないんです。疑問に思うこと、自分で考えることをしてこなかったツケですね。

さらにたどれば、アホリカが作り上げてきた社会形態に行き着きます。
ヤホンはそれを真似しようとしているわけです。この国にはとても似合いません。
貧困層と金満層の分化もそのひとつ。文化もそうなる。
きりがないのでこの辺で……<(_ _)>


  愚問と却下されませんように……! - 灰かむり婆 -2004-02-25 15:27:03 削除
『草原の祝祭』の中の、「作家とツル」の中の、本能=直観=思弁的なもの=哲学=美=欲望=幻視=錯視=幻影の話し……。
ヤンは飽きちゃったみたいですが、私はもう少し聞きたかったのです。もう少し判りたくって。
杉花粉と天井裏のネズミさんのご機嫌が良かったら、聞かせて下さい。


Re - 町田純 -2004-02-27 02:55:41 削除
ネズミとの智恵比べ…いかにして連チューをよそ様の所に引っ越しをさせるか…
は、始まったばかりです。今のところ分が悪い…(-_-) むこうが一枚上手。
せめて授業中だけは走らないでほしい……

ええと、ご質問のヤンの動物的観念論ですが、結論から言うと、
ボクもよく分かりません。
なにせ、連中の世界の哲学論らしい。つまり、動物たちの。
悲しき人類の端くれのボクには、分からない哲学です。
でも、ご指摘の部分を読んでみますと、どーやら、動物たちは本能を大切なモノとして
見ているようです。

ご存じのように人間にとって本能とは、どちらかというと否定的なニュアンスをもったモノですね。
性欲は代表的な一つです。勿論、性衝動自体決して否定的なモノではありません。
それがなかつたら、生物は存続しませんから。そしてすべての生物にあるはず。
ただ人間にとっての性欲は、フロイト的に見た場合、文化領域にも波及するモノです。
そして、死の衝動、自滅、破壊、戦争…といったものにも、少なからず関係性があります。
動物たちだって、性のために死ぬことはあります。
「さかり」の時のオス猫は、死との境界をさまよつているようにも見えます。
でも、何もかも破壊する戦争には至りません。

しかし本能には、エロスとして、美の根源たりうる力も持っています。
(なんだか、懐かしい言葉ですね。 それにしても、こういう言葉を書く時、関係はないのですが、
頭によぎる劣化ウラン弾、細菌兵器、…ボクらはとんでもないところに 来ているのだと…)
すると、ヤン達はそういった肯定的な意味での本能を見ているのでしょうか。
ヤンは、「人間は何かというと本能と欲望を結びつけたがる。本能とは本来、美しくせつないものです」
と言っています。ここのところは、そういうことなのかなぁ??
と同時に、「直観とはその本能が見るはかない幻視(ヴィジョン)です。でも、それこそ世界で最も美しいモノなのです!」とも言っています。
ここの指示語の「それこそ」は、文法的には直観を指しています。
すると、ヤンが言っている直観は、ヤンが否定した人間の直観ではなくって、動物たちのけがされていない美しい本能の上に成り立つ直観ととるべきなんでしょうね。

どうやらヤンは、人間の哲学の直観力は、根拠のない、失われた、あるいは本能の残滓があったとしても、薄汚れて曇ったレンズのようなモノだと考えているのかもしれません。

それからヤンが、「あなた方の哲学は、美をその最終目標にかかげたものが多いではありませんか」
とチェーホフに反論しているところは、
たとえばヘーゲル哲学が美を最終目標(絶対知=神を除くとして)にとらえていることを指しているモノと思われます。
チェーホフが二分法で、単純に哲学と美を分けてしゃべったので、それはおかしいと、
人間たちの哲学の目標は美の実現じやないのか、と言っているわけですね、多分。

この作品は散文詩みたいなモノで、論説文ではないですから、意味はてきとうに読んでください。
ボクもよく分からなくなります。書いていて、論理があっていないとよく思います。
でも、詩的言語に論理が消える時があってもよいのです。
たとえば、
「ボクから見ると、あなた方の哲学は、まるで滅びゆく本能が見た錯視(イリュージョン)の中に
立ち現れた欲望の幻視(ファントム)ですよ」
といったヤンの言葉に、論理的な整合性を求める必要はありません。
単語が文の抑揚の中で、アクセントとして、リズムとして繋がればいいのです。
それが詩的言語です。

「祝祭」は、詩的なモノと、哲学崩れが渾然として、あやうい全体性を保っている作品なのです。

今だったら、こんなひどい文は書きません。
でも、これはこれで、反抗的ではあるけれど、冷たく厳しい冬の祝祭が浮かび上がっているような…
作品だと思っています。

ありがとうございます。 - 灰かむり婆 -2004-02-28 01:19:14 削除
実は(って、もうお判りと思いますが)私はあまり言葉に強くありません。だから変かも知れないけれど……
チェーホフさんが哲学と美を二分化した事にフフとしたヤンの思った事に、ちょっと感じる所がありました。存在で立つ、と言う事と、美学で立つ、と言う事を言われたことがあるのですが、それを思い出したのです。そして、そう言う事を考える時劣化ウラン弾がよぎる感じ。何て言うか……。
『草原の祝祭』かなり好きです。次に読む町田さんの本が手元にないんです。お正月の時の蒲鉾の板で、針ねづみつくろうかな〜。答えて下さってありがとうございました。


  こんばんは - さい -2004-02-24 01:12:13 削除
大分以前に、未知谷のページのほうに書き込みをさせていただいたことがありますが、憶えておいででしょうか?
その時はこの名前ではなかったかもしれませんが、『ボクたちネコのお人形コンビ』のなかの間違い探しクイズで正解し、賞品をいただきました。今でも大切に飾っています。
当時は広島に住んでいましたが、今では東京在住、現在職探し中です。(実はヘンシュー者を目指しているのですが、厳しいですね。)
町田さんの著作に初めて出会ってからもう七年ほど経ちます。その間に何度も生活や住まいは変わりましたが、町田さんの本だけはずっと手放せず、何度も読み返しています。
中でも『イスタンブールの占いウサギ』が大好きです。
『フーセンウサギ』、粗筋を見ただけでもわくわくしてしまいます。ぜひ読んでみたいです。
いつか読める日が来るのでしょうか…?
何だか緊張のあまり要領を得ない書き込みになってしまいましたが…。
季節の変わり目ですので、ご自愛下さい。
次の作品を心待ちにしております。

Re - 町田純 -2004-02-25 08:29:44 削除
ハイ、(^^)おぼえていますヨ。
「お人形コンビ」の最後のイラスト(モグラと一緒にサイドカーで走り去る場面)に、
ゴーグルを描き忘れた…(^_^;) が、正解でした。
すいません。最近買ったソフトに顔文字が入っているので、やたら使いたがる
オヤジ状態…(^_-) なのです。

編集希望というのはなかなか大変でしょう。どんなジャンルでもよいのなら、
それなりにあるのでしょうが。
ちゃんとした本となると……なかなか。 ちゃんとした本の市場はどんどん小さくなっています。
1.人類が生物学的に変わったこと
2.ネット、携帯etcの影響
おおまかに、この二つがもとにありますが、とにかく、不幸な端境期に生きているわけです。
残念ながら、本の時代は間違いなく終わりつつありますね。
あと何年? もつでしょう?
とはいえ、深く沈潜する思考は、本でなければできません。
もっとも、そういった態度を別段必要としない世界が訪れつつあるわけだから、
やはり、本は消えゆくモノなんでしょう。

言葉自体が、空しく、虚ろで、なんの意味も持たない時代です。
コイズミの発する、ひとを小馬鹿にする言葉を思い出すだけで十分です。
(イシバとなると、あっけにとられて、もう何もする気がなくなる)
そして、ぞっとする嫌悪感が後で襲ってくるわけです。
コイズミが優勝した日本人の相撲レスラーに向かって、
「カンドーした!!」と言い放った時、「感動」という言葉をボクは失いました。
(外国出身の力士が優勝した時、はたして同じようにアイツは言ったでしょうか)

ボクは、教養主義やアカデミックな権威主義は絶対認めないし、破壊すべき対象
だと思ってきました。それは今も変わりありません。
ただ、あれ? と思っているのは、自分が壊そうと思っていたモノが、壊す前に
先に消されてしまった。
誰に? 誰の力によって、あっけなく消されたのか?

世界資本です。正確には、地球規模資本主義による文化の画一化と低レベル化です。
もっと簡潔に言えば、アホリカ化です。
そして、ボクは、少々戸惑っている……状態なのです。

ヤンの世界は、なんだかんだ言って、教養主義的なのですね。
(少しは、アバンギャルドする時もありましたが)
そういった古いものが、この余りに常識はずれの、非人間的な今の世界に
有効なのか…? とても間に合わない、時間がない、……と。

えーと、杉花粉と天井裏のネズミに悩まされ、好き勝手なことを支離滅裂。お許しください。
たった1人の人間の全体性すら、巧く記述できないんデス。(>_<)


  はじめまして - クリヨン -2004-02-18 16:40:05 削除
去年の12月、たまたま図書館の新着コーナーで『善良なネコ』に出合って以来、ヤン君たちの世界を旅して来ました。クリスマスには50個のピロシキが出来上がり、サモワールはないけれど、熱い紅茶とともに人生の味を楽しむこともできました。昨日、ついに町田さんの著作をすべて読み終えたので、今は大きく窓を開け、しばらく草原の風に吹かれていたい気分です。
快く卵や蜂蜜や、金銀の飾りを分けてくれたオバアさんたち。すまなそうにクリスマスツリーを抱えていたドブネズミ。器用なカワカマス君。映画館で耳を折ってくれたウサギ。甘いものに目のないシメ君。音楽好きのクマのおじいさん。さざ波のようにひろがっていく「ピロシキ」「じゃがいも」という言葉。一つ一つのシーンが目の前に浮かんできます。
ロシアにもイスタンブールにも当分行けそうもありませんが、私の夢はオデッサ・イスタンブールの椅子に座って、ヤンの熱いじゃがいものスープをふうふう吹くことです。
町田さんの次の作品を楽しみにしています。

Re - 町田純 -2004-02-19 04:54:58 削除
そうですか、こんなに経ってからも図書館が入れることもあるんですネ。
いや、誰かがリクエストしたのかもしれないナ。
ピロシキはうまくできたようで、なによりです。
このお便りを読んで、ボクの目にも、ヤンとその仲間達が次々と浮かんでは
消えていきました。
いろいろな連中がいましたね。
自分で書いたモノだけど、だいぶ記憶から薄れ、みんな遠くの方で
手を振っているような気がします。
思い出すと、不思議と良い気分です。
みんな面白くて、いいヤツばかり……

今のボクは壁の中に閉じこめられています。
イスラエルが造っているrealな壁。アメリカのネオコンが造っている壁。
日本の政府が造っている壁。それを支持している人々の自分のためだけの
エゴという壁。
その中で、毎日がとても息苦しい。窒息しそうです。
窓を開けても、向こうの丘に巨大な壁が屹立しているような気がする。

幸いにも、ボクは書くことで生計をたてていません。
だから、自分にある程度忠実でいられます。
ボクがまた本を書くとしたら、次の二点が満たされればいいわけです。
1.何か書(描)くこと。
2.それを出版するところを見つけること。
どちらも簡単なことではありません。なにせ腰が重い。
よーするに、グータラなんです。 (^_-)


  巡り会う事になっていたようです。 - 灰かむり婆 -2004-02-14 22:16:23 削除
『ヤンとシメの物語』はぷよBKKさんとの町田さんのやり取りを読んで、どうしても読みたい!と念じてamazonへ行ったら、マーケットプライスで出ていました。その2〜3日前には出ていなかったから、出たてだと思います。『愛蔵してください』とメモが添えられ、新品同様の綺麗な本でした。読みたくて持ち歩いたのでもう新品同様ではない私の本になりました。
『ヤンとシメの物語』の絵のヤンは、他の物語のヤンより、手足の先の仕種やお腹の膨らみがおっとりして可愛い感じがします。定住してるんだなぁと思いました。シメ君は、あのシメ君は、パレスチナを目指したんでしょう……?
『占いウサギ』もかなり好きです。アルメニア独立派の蜂起軍の中に、ウサギのきぐるみをかぶった兵士が逃げ延びた、あたりのセンスがもうもうどうしようもなく好きみたいです。(すみません、本は友達に貸したので定かな記憶ではないんですが)
小型核開発の所に、上目遣いのオリオンネコさんいました。
お人形コンビの続編、読みたいです。未知谷に続偏まだでか?ってお手紙したら、でるかな〜?
『ボクたちネコのお人形コンビ』を読み終えた時の私の居ても立っても居られないくらいの巡り合えた感。実は何の予備知識もなく、ふっと引かれて買って来て、ずっと読まずにいた本だったんです。昨年暮に、疲れて早く眠り過ぎて夜中に目が覚めて、どうせ眠れないからって読み出して……。本読むの遅いからまだ4冊だけど、今日5冊目に入りました。あ〜とりとめないのでもう止めます。

Re - 町田純 -2004-02-15 18:21:10 削除
そうですか、amazonには、たまに出てきますね。
いつだったか、定価とほぼ同じ値段の古本で出ていました。
ロシアのブルガーコフの昔出た翻訳小説が、神田で6800円ぐらいしていた。
とても買えず、図書館から借りました。
30年ぐらい前の本だったかな。
それで、「ヤンとシメ」もいつか6000円ぐらいにはなるかも…(^^)、と
無くなる前に5冊ほど確保しました。
でもよく考えると、生きていませんよね。

さて、実に鋭いご指摘の通り(……いつも思うのですが、文芸ヒョーロン家や
ヘンシュー者より読者の指摘の方がよっぽど当を得ています)、
あの本のヤンは定住型です。
それも、「ヤンとカワカマス」や「ヴァイオリン」のように小高い丘の上ではなくって、
近くに森がある草原の一角です。

お腹のふくらみは、それを意識して描いてはいません。
というか、イラストレーターや漫画家のような能力はないので、
毎回ヤンは違ってきます。下手なんです。
ヤンの姿がほぼ確立されたのは「ヴァイオリン」の時ですね。
その後は、いつも「ヴァイオリン」の絵を、一応基本にしています。

でも、もし今描くとしたら、最初の「ヤンとカワカマス」のように粗いタッチも
いいかナと、思ったりもしています。思っているだけで書いていませんが。

シメ君は勿論、渡りを止めるためにパレスチナに向かいます。
渡りを止めるために闘うんでしょう。だれと?
どうぞ intifada catをご覧ください。

「占いウサギ」はボクにとっては、完璧に近い出来のモノ。
これと「善良なネコ」は、余計なモノがありません。
「ヤンとシメ」は、そういった意味では完全な作品ではないのですが、
あれはあれでいいんです。

「ヤンとシメ」の続編の「ヤンとヤツガシラ」というのを考えていました。何年か前です。
この中で、シメ君の住む貴族の別荘が燃え上がるのです。
革命後の内戦で。そこに、「占いウサギ」の中尉もいる。

「占いウサギ」の続編も以前考えていました。
「イスタンブールのフーセンウサギ」というタイトル。
ウサギは風船売りになっています。葬式の時に黒い風船を売りに来る。
もちろん普通の風船も売っていますけどネ。
そして、埋葬の時、参列者(イスラムです)はウサギから買わされた
風船を空に放つのです。黒い風船はイスタンブールのはずれの
墓地から、灰色の空を舞う。ボスフォラス海峡へ向かうのもある。
ヤンもバイトで一緒に売ります。
トロツキーもちょっと顔を出します。イスタンブールに亡命していた。軟禁だったかな。

というわけで、ボクの頭も、とりとめもなく……


  - 灰かむり婆 -2004-02-13 01:07:29 削除
『ヤンとシメの物語』読み終わりました。
充たされて、たぶん眠れないけど眠りに行きます。

トップのネコさんは、お人形コンビの新顔?
パレスチナの? シメ君の友だち?

Re - 町田純 -2004-02-14 14:44:17 削除
「ヤンとシメ」どこで手に入れられたのでしょう?
図書館からかナ。日本語版がなくなっても、来年か再来年、
いや、いつの日か英語版が出ることを楽しみにしています。
今年は、「カワカマスのヴァイオリン」と「草原の祝祭」が
出る予定です。といっても、ゆったりとしたあちらのペース
ですから、遅れるかも。

インティファーダ・キャットは、閣下とジャックのページの
小型核開発のところにある、付録のお人形の写真をご覧ください。あのお人形とおんなじモノです。
まだ途中なんです。
花粉が飛び始めて、だるくて作業出来ず。(>_<)

元は、アーニャン教の小坊主。これも同じ「閣下とジャックの
所にあった…いや、本の方にしか入っていなかったか…? ハテ?
アーニャン教の写真もできているので、近々同上の項目に入れますネ。

シメ君は本当は
パレスチナにはいないでしょう。
渡りもしません。いや、本州と北海道の間くらいはするのかナ。
正確なことは分かっていないのでは…
でもとにかく、あの役はシメ君がぴったしなんです。


  はじめまして!! - 灰かむり婆 -2004-02-06 00:33:34 削除
はじめまして。
「ボクたちネコのお人形のコンビ」から入りました。
他を読んでから来たいと思いつつ、今日また、シメを読んでない事で、気後れしてしまったのですが、もう、がまんできなくて……。めちゃくちゃ、のめり込んでます。それだけ言いたくて。なんて、はしたないファンですが……。

Re - 町田純 -2004-02-06 03:13:12 削除
「お人形」の世界が分かる、楽しめる、というのはスゴイことなんです。なにせ、アヴァンギャルド! 最先端なんですからネ。
日本人は情緒的なモノは分かっても、ドライで突き放した見方というモノがなかなかできない人種です。
外側から自分をみつめることはとても大切なんですけど。
内側からしか見えないんですね、この国の住民は。
ですから、閣下とジャックにしろ、お人形のコンビにしろ、こういった世界を理解していただけるのは、とてもうれしい!

私小説の類は、だから好きではありません。
でもそのくせ、黒猫的主張とか書いているわけだから、どうなのかな?
ボクにも日本的体質が残っているのか……イヤダナ

アヴァンギャルドシリーズとしてあるからには、続編もあるはずですよね。
文はできています。絵はまだですが。
出すところがないであろうから、何年かそのままにしてあります。結構いいものなんですけどね。残念です。
そのうち、HPに載せようかな…
それとも、このままにしておくか……
未発表の遺作が出てきて、それがネコのお人形コンビの続編というのも、しゃれていますよね。


  鳥さまざま…タイ便り - ぷよBKK -2004-01-30 13:54:00 削除
シメの写真アップありがとうございました。
庭に来たシメを撮影なさったのですね。
雪の冷たさとシメの気丈さが見て取れる写真でした。
シメの大きさって見たことがないとなかなか実感できない物ですが、シジュ
ウカラとカワラヒワがよい物差しになっていますね。
脂身が好きなのですか。知りませんでした。
シメ特有のカリカリとひまわりの種を囓る音、聴いてみたいです。

シメは3年前には井の頭動物園の多摩の野鳥という禽舎にいたと思います。
奥の方のあまり目立たない場所でしたが。
オナガやイカル、シジュウカラ、ヒヨドリ等と一緒だったかと。
結構、当たり前にいるのでしょうがなかなかきちんと見ることができない鳥
も都内には多いので、同定する為の参考になります。

パペットショー拝見しました。
すごくかわいいですね。
ヤンとカワカマスだけでなく、ヤンとシメの物語も早く読みたくなりました。
クロライチョウはどういうキャラクターなんでしょう。
お人形のライチョウの目がそっくり!
カモとかライチョウとか、目が好きなんですよね。鳥って。
キンクロハジロは意地悪そうだったり、ヤマシギはお人好しそうだし。
見てると飽きません。

家に来るのは、大型の椋鳥かなー、と思ったら九官鳥(野生)だったり。
太陽鳥はハイビスカスやブーゲンビリアの蜜を吸いに来ました。
五色鳥は梢の上でスプリンクラーの音を立てて鳴きます。
アマツバメも大きくて立派な羽で、すいすいと風を切ってます。
近郊の国立公園では、「こんなところにニワトリなんか放して」と思ったら、
赤色野鶏(ニワトリの原種)だった。
ミカド鳩という、ものすごく大きな鳩も見ました。重低音でボーッボーッと
鳴きます。頭にクジャクに似た冠もついてます。
確かに日本の鳥とは種類が全然違いますね。
近くで飼われている緑色のオウムが、餌に生の赤唐辛子(山盛り)を美味し
そうに囓っていたのにはびっくりしました。所変われば餌も変わるのだなと。


日本は寒い日が続くようですね。
扁桃炎はよくなりましたか。お大事に。
日本にいる頃は、寒いと毎晩のように柚子湯に入りました。暖まるので。
のどにもいいようだったので、よろしかったらお試し下さい。
私はこういう四季のある楽しみを今は無くしています。

ヤンの物語は季節と気象・自然が大きな要素になっているように感じます。
この国の人は、感じたことのない季節を想像して楽しんでいるのでしょうか。
もしそれができる人が大勢増えたら、ものすごく幸せなことだと思いました。
そして、私にとってもっと幸せだったことは、これから日本語でヤンの物語
を楽しむことができるということ。
ライチョウの部屋を突き破る視線、を想像できるしあわせ。
(これ、タイ語で書かれてたらちょっと簡単には判らなかった)。
町田さんのウェブサイトは、ヤンとカワカマスを読み進む上で大変に参考に
なりました。作者のスタンスが理解できると、物語も読み解くことができる
部分がかなりあるように思います。
と同時に、タイ語の美しい表現もこの作品を通して知ることができました。
(日常会話だけの場合、単語量が桁違いに少ない。)
とはいえ、まだヤンの物語は行きつ戻りつして終了していません。
少し進むと、前に戻って「あ、ここ間違ってた」みたいな発見があって。
何度も同じシーンでうっとりします。カワカマスが10マイル歩いた事を知
ったヤンの気が遠くなるような思い、とか。

これからまだしばらくヤンと一緒に森や野原、川べりを歩かせてもらいます。
それと、感想というよりは直感に近いところで、わたしは町田さんの描くよ
うな物語をずーっと読みたかったんだと感じました。

ではでは。お身体お大事に。

ぷよBKK@Bangkok:イラストのヤンのしっぽ、リアルヤンと同じく太くて
やわらかそう。思い入れを感じます。


Re - 町田純 -2004-01-31 02:10:29 削除
井の頭公園の動物園、行こう行こうと思いながら二十年が過ぎました。
ラクダがいるとかで、見に行きたいと…。早起きできないので、着いた頃には
もう閉園となりそうで。すべてこんな具合です。

以前シメが来て、天窓をくちばしでコツコツコツと叩いたことがあって、
それが物語になりました。
「ヤンとシメの物語」は、ボクにとっては特別の作品です。
死んだ時、棺桶に入れてもらいたい本です。なんというか、この作品を一緒に持ち去りたいから。
遺しておきたくないような気がするんですね。
(もっとも棺桶に入って死にたくありませんね。
どこか山の中で枯れ葉に埋まって息絶えるのがいいナ。凍死が一番)

あの作品、どのページを開いても、少し読んだだけで目が潤んできて、
そこで止まってしまいます。
バカみたいですけど、自分の書いたもので。
こういうものは二度と書けません。
別れの予感とともに書いていました。ヤンと、世界と、生……、あのときは、……
いや、いつもですけど。特にあの作品は。
今は、いっそう乾いた、さっぱりした、突き放した文しか書けませんね。
誰がなんといおうと、あれはボクの一番の作品です。

で、品切れなんです。朝日新聞の「著者に会いたい」の欄で紹介されたから、
「草原の祝祭」より先に無くなったんでしょう。
といっても、確か1500部しか刷っていない。自費出版に毛の生えたようなものです。
出版社にもありません。たまにどこかの書店から戻ってくるのがあるかもしれないけれど。
ネットの古本で手に入れるしかありません。amazonにときどき出てくるようです。
まあ、絶版みたいな状態です。
ボクはというと、あの本がこの国にない方が、うれしいような……気分なんです。
心ないひとが買って、「なんだ、わけがわからない」とか言われたくないんです。
だから遺したくないんです。

クロライチョウは重要なキャラクターです。一種の風狂です。すこし、おつむが弱いんです。
でも、聖者なんです。
彼は、世界を見ることはとてもつらいことだと言います。それでも世界をみようと、
見つめようと、努めていました。
しかし、実際には、彼が留まる所(つまり木)は、だんだん低くなるのです。
(つまり、あまり見たくなくなるということ)
そして、世界を見ることはとても悲しいことだとヤンに言います。

この作品でクロライチョウのことば、……「世界はくり返すようで、決してくり返すことはない」
は、ヤンのシリーズを貫くテーゼでもあります。そしてもちろん、ボクの哲学の根幹でもあります。
この場合、「くり返すようで(いて)」という部分が重要なのですが、これはまた別の機会に……

おっと、深入りしすぎました。
異国の言語で読めるということは、思わぬ発見があるのでしょうね。羨ましい限りです。


  シメ!・・・太っている - ぷよBKK -2004-01-21 20:39:32 削除
すごいですね。ご自宅にシメが来たのですね。
都内ではなかなか見ることができず、井の頭動物園の鳥類舎に
見に行った事があります。
大きくて、どの図鑑にも書かれている様に「太っている」んで
すよね。見て納得しました。

ここには、太陽鳥とか四季鳥、おじぎ鳥、五色鳥がいます。
(私の中のヤンはまだ川べりをたゆたゆと歩き続けてます)


Re. - 町田純 -2004-01-22 05:31:01 削除
井の頭の動物園にシメがいるとは!!
どこにもいる鳥なんでしょうけど。
写真はフランスのnetから盗んだものなので、
早急にボクが撮ったものに代えます。
スキャニングするのがめんどーだったのです。
扁桃炎で動く気がしないんです。

「ヤンとシメの物語」のシメ君役は、
やはりシメ以外は考えられませんね。
あの太っていてずんぐりむっくりな姿で、
気が強そうな顔でなくちゃいけません。

鳥は本当におもしろいですね。
南方の鳥たちは、きっと、もっと面白いのでしょう。


  アーニー - そらの -2004-01-18 22:06:39 削除
町田さん、こんばんは。
コンテンツが増えたのですね。
パペットショー楽しみです(^^)

実は、先日、近所の書店でアーニーの日本語版を発見しました!
思わず立ち読みしてしまったのですが(^^ゞ
ベタベタしていないというか、媚びていない所が良いですね。
写真集のような絵本のような面白い本でした。

Re - 町田純 -2004-01-19 08:08:01 削除
暗いニュースばかり、ちっとも希望が見えない世界。
たくさん撮ったヤン達のお人形のphoto、少しずつ載せていけば、
少しは明るくなれるかと思っています。
昨日もデモに出かけたけれど、もうダメですね、この国は。
疲れました。警察野郎ばかり……だ。


  - ぺぺぺ -2004-01-09 21:17:29 削除
とうとう捕まりましたか!!
ブッシュさぁん。

Re - 町田純 -2004-01-18 12:56:21 削除
初夢? 正夢?
連中の首をすげ替えても、違和感がない。
おんなじなんです。


  あけまして。 - ぺぺぺ -2004-01-07 16:46:09 削除
今年もついていきます。

Re - 町田純 -2004-01-08 07:01:04 削除
ボクも家鴨について行こうと思っていマス。
家鴨はもうとっくにボクの手元から離れて、
驀進しているよーです。ただ、付いていくしかない。


  はじめまして - 霜山 -2003-12-29 23:58:33 削除
カワカマスのバイオリンと草原の祝祭が、とても好きです。もちろん、他の作品も好きですが。拝読させていただいて、どうもありがとうございます。

世界を見るとき、肉薄した視点と、俯瞰した視点があって、そのあまりの遠近感にいつもくらくらとするのですが、カメラと違って人間の目はそもそもその二つの見方を同時に行えるところにまたもっとくらくらしてしまうような感じです。実は西本願寺と東本願寺の違いもクエーカーとピューリタンの違いもシーア派とスンニ派の違いもわからないのですが、当人にとっては、きっと日本海溝より深い溝があるのだろうなあとは推測はします。固執するのも、突き放すのも、どっちも人間らしいから、あるがままが世界なのかなあとぼんやりと思います。
いつか、この頭の中の地図の、圧倒的な遠近感の幅を狭くしたいなあと思うけれども、この遠近感のために、名状しがたい世界を見るので、世界に名前があったりしてもいやだなあと考えます。
なんだか的を得ない文章で、申し訳ありません。

応援しています。

Re - 町田純 -2003-12-30 16:30:39 削除
お便り有り難うございます。
その通りなのです。ミクロとマクロの振れ幅が大きいということは、たとえ静的な作品でも、とてつもないダイナミズムを内包しうるということです。

大宇宙を望遠鏡で覗いても、ほんの僅かな一隅しか切り取ることはできません。
対して、顕微鏡で、とてつもなく広大なミクロの世界を観察することが可能です。

ヤンの手にあるコケモモの赤い実は、小さな宇宙です。
このことは何を暗示しているか……
極大なモノと極小のモノ。宇宙とボクら一個体、あるいは、さらに小さきモノ。
これを結ぶ鍵は、「自然」と「それに触発された心の中」にある。
どちらも、本来、ありふれた、身近なところにあるべきものです。
対立、不寛容といったモノは、それを忘れたり失ったりしたモノが引き起こすのでしょう。


  電脳お見舞い申し上げます - ぷよBKK -2003-12-02 18:17:33 削除
新しくしたパソコンて、本当にイヤになるほど手が掛かります
よね。大抵、丸一日以上費やしてどうにか使える程度。
とほほな気分です。
ここに来て、何度か再インストールする羽目になり、同じ気持
ちを味わいました。頭が真っ白。
おまけに理由の解らない接続不良や送信不能に陥ったり。
お大事に。

わたしはまだ、ヤンとカワカマスを全て読み終えていません。
でも、夕方涼しくなった公園で1ページずつ訳すのが、とても
楽しいです。
思いがげないプレゼントをもらった様な気分です。
(実はかなりの活字中毒なので、日本語だと一日持たない)
今しばらく、楽しませていただくつもりです。

Re - 町田純 -2003-12-03 20:26:30 削除
バンコク辺りかな? 遠くからありがとうございます。
結局一週間ぐらいもがいて、元の方がよっぽどましだったという結論に達しました。というわけで、押入の前で打ち込んでいます。これ以上無駄な時を過ごしたくないし、無駄金も。
ぬくぬくしようとした自分がいけないのですね。
寒さの中、屋外生活を送る人たちのことを忘れていた!!
とてもいやな世相なので、パソコンで気を紛らわせようとしていたのかもしれません。一種の逃避です。
少しずつリカバリーしたいなと思っています。心身共に。

ヤンとカワカマス、タイ語で読んだ後の感想をお待ちしています。


  ヤンとカワカマスの日々 - chaka -2003-10-20 23:06:28 削除
私も、はじめまして。
こうして話しかける日がくるとは!
私はかれこれ5冊、町田さんの書かれた本をもっています。
そのうち、もっとも好きなのは「ヤンとカワカマス」です。
もう20年以上前、女子高生だった頃、出会った友人がいます。
彼女と私とのやりとりを思い起こさせてくれるのが、この物語
です。ある時は私がカワカマス、また別のある時は彼女がカワ
カマスのようだった。
ブロークの詩が添えてある、カワカマスのヴァイオリンの最後
にある絵も好きで、そのポストカードも彼女に送ったものです。
サモワールからわき上がる湯気のように、あたたかい想いが届
いたらいいなと。



Re - 町田純 -2003-10-21 23:48:34 削除
お便り(というのかナ)ありがとうございます。
なんだかあの本を20年以上前に書いたような錯角に陥りました。
絵でも何でも、最初に無心で描いたものを超えることは…できません。純粋さという点で。

そして、歳をとると哀しみだけが増えていきます。「ヤンとカワカマス」では解決できない世界が現れてくる。
ですから僕は、「善良なネコ」が、哀しみを背負った新しい次元の「ヤンとカワカマス」だと思っています。ただ、この作品からカタルシスを得られませんけど。
でも、カタルシスを得られないのが現実なのですね。
それをどうやって乗り越えていくのか…乗り越えられるのか…

とはいうものの、僕は悲観はしていません。

楽しいことを夢に見た、
僕はひとりではないと…

このブロークの詩の一節のように、僕は楽しいものを夢に見ましたし、一人ではないと、確信しているからです。
そしてそれは、このようなお便りをいただけるからです。


  NEKOTOKAWAKAMASU - ぷよBKK -2003-10-17 13:50:36 削除
はじめまして。
タイでタイ語版を購入したのがヤンを知ったきっかけです。
未だに日本語版は読めていませんが。
実は、まだまだ全編を訳せてません。
タイ語の勉強にいいかな、と軽い気持ちではじめたのですが。

こちらのHPでずいぶん難解な翻訳の参考になりました。
(風景描写とか日本語とずいぶん違う)
途中でやめずに最後まで読み通そう、っと。

Re - 町田純 -2003-10-19 11:36:56 削除
タイ版を購入したとは! 世界は狭い。
僕は外国語は苦手で、英語すらたどたどしいのに、
タイ語が読めるとは! 尊敬致します。あの柔らかく奥ゆかしいタイ語の表記、悲しい事に一語も分かりません。
出版社がどこにあるかも読めない。(おそらくバンコクあたりかな)

内容は、僕の推測では、UK版を元にしているのではないかな。
似ていますから。でも、もしそうだとすると、誤訳の誤訳となるところがかなり出てくるでしょう。
まあ、この点に関しては、あきらめています。なにせ、日本語はマイナーな言語。おまけに、出版社も作者も誰も知らないような本を訳してくれる人がいるだけありがたいこと。
せめてある種、作品の持つ雰囲気だけでも再現してくれたら、それでいいと思っています。

しかし、タイ版の題名は、ヤンとカワカマスではなくって、ネコ
とカワカマスなんでしょうか?

すいません! - ぷよBKK -2003-10-19 14:26:58 削除
ごめんなさい。これは私の勝手な勘違いです。
ちゃんと(?)英語で「yan and the pike」になってます。
でもその前にタイ語で「友達になれるよ」というような意味の言葉が入ってますが。多分タイ人はこれがタイトルだと思うでしょう。
タイ語が読める、というようなレベルでないので、こころもとありません。
読めもしないのに惹かれたのはヤンの絵です。やはり、猫好きな方は心の中に大事な大きな猫が1匹いるのですね。
原書は日本に帰ったら簡単に手にはいると思っていたら、全然だめでした(先週)。今度は気合い入れて、と思って検索かけたらここ
を発見できたと。タイ語版は意外と細部に凝っていて、実は手触りがいいんですよ(笑)。
この国の人はあまり本を読まないらしいので、気に入ったものから
あげてるんですが(日本語→タイ語訳本)このヤンとカワカマスも
この前大学生に1冊あげたら「作者は男?女?」と聞かれ、判らなくて(苦笑)。

早く、日本語で書かれたものを読みたいと思います。
でもこの本の持つ不思議な美しさは最初の1ページから伝わってきました。(それでもヤンの設定とかよくわかってませんが)
これからのご活躍、お祈りします。



  こんばんは - そらの -2003-09-30 22:10:52 削除
町田さん、こんばんは。
「ボクはヤン」のコーナーのフリードリッヒを
拝見させて頂きました。
独特の雰囲気がある絵ですね。
解説も興味深く拝読させて頂きました。
>遠近は絶望(現実の)と希望の技法
・・・絵を見てなるほどと思いました。

家鴨も更新されていましたね。
あの足(?)がたくさんある不思議な生き物は・・・?
続きが気になります。

「すき」という絵本、以前読んだ事があります。
正体不明の動物がかわいらしいですね。
「太陽の男たち/ハイファに戻って」は、初めて知りました。
どんな物語なのでしょう?
「書物的主張」での紹介を楽しみにしております。

Re - 町田純 -2003-10-02 02:02:26 削除
フリードリッヒ、くさいですね。でも、なんか見ちゃうんだなあ。チョントヴォーリとかも書きたいのですけど、次回に。

家鴨はアンネと流した涙を返してくれ、が気にいっています。
ベッドの中の家鴨は可愛い。
それに、これは、きついメッセージですから。

ここんとこ、あんまりひらめかないのと、ぶらぶらと小山をうろついていて、ホームページ、イタズラできません。
秋の好天は、外の空気を吸いたいですからね。

ボガツキーの「好き」は、傑作です。
ひとの物をあまり認めないボクも、これは大好きです。
この人けっこー有名ですね。他にも出ていますよね。

カナハーニはボクは読んでいません。
ややドラネコが、そのうち紹介すると思います。
ボクは、ややクロネコ(ウレナイコフ)で、Mariko Machidaが、
ややドラネコらしいです。ややこしいですね、すいません。


  脱出口 - アンヌ -2003-09-12 21:30:05 (ホームページ) 削除
家鴨的主張、久しぶりに来たらずいぶん増えていたので、ゆっくり楽しませていただきました。
言いたかったことを言ってもらえるのは気持ちがいい。
それに、笑ったし。
食いしん坊のカンが働いて、ソフトクリームから脱出しました。

本物のヤンちゃんの写真も拝見しました。
整った顔だちのきれいな猫ちゃんですね。
しぐさも優雅で、表情にも気品があります。
私もこの春、21年間一緒に暮らした猫を亡くしました。
理屈ではわかっていても、感情がついていきません。

ヤンとカワカマス、カラーになるとまた一段と綺麗ですね。
松虫草の野原もいい感じです。
うちの庭はモンゴメリ作品に登場する植物を紹介しているので、松虫草はまだ出てこないのです。
アンシリーズではなく、ジェーンという名の女の子が主人公の作品に出てきます。
「スカビオサ(scabiosa=松虫草)なんて病気の名前みたいで気持ち悪い」と父に言われて、ジェーンが花はきれいだし「貴婦人のピンクッション」とか「朝の花嫁」という名前もあると言い返します。
カナダ全土ではどうかわかりませんが、モンゴメリの生地で「赤毛のアン」の舞台となったプリンス・エドワード島には松虫草は自生していません。
ジェーンが庭にまいたのはタネ屋から取り寄せた栽培種の松虫草でした。


Re - 町田純 -2003-09-13 06:22:58 削除
スカビオサなんて病気の名前みたいで気持ち悪い、という意見、なるほど語感が悪いわけですね!
知人から頂いたsong of scabiousという、イギリスの他愛のない詩に、宝石の付いたダンスの衣装といったものもありました。
美しい針刺しというのもあったかな。
そうですか、プリンス・エドワード島にはないのですか。
ヨーロッパには自生しているはずですね。

しかし、21年というのは、うらやましいなあ。


  半透明な存在 - からす -2003-09-10 22:44:45 (ホームページ) 削除
こんばんわ。また書き込んでしまいます。

半透明な奴、僕のを良く見たら同じ奴でした。
モニター上で見ると、もう少し薄い色に見えるのかな。

相応しくない話かもしれませんが。
同じ「家族」でも、人間と動物とでは感じ方が違うのかも。
おこがましいかもしれませんが、そんなふうに思います。
亡くした悲しさは同じだと思いますが。
動物たちも生きるのは大変ですが、人間のような苦しみなどと
いうものとは遠い所で生きて行くのかも知れません。
だから「解放された」というのではなく、悲しさが続くのかも。
僕は僕の猫を亡くして、そんな風に感じました。

ところで。「文化モドキしかなかった」という言葉、新鮮でした。
そうだったのか。モドキではない文化は生まれないのでしょうか。
音楽など、ポップスの分野では自主制作モノなどで、なかなか
面白いものに出会ったりしますが、それでも過去の焼き直しに
過ぎないのかもな、って気もします。
本は本当に下らないモノばかりだと思いますが、それを喜んで読む側に
とっては、きっとヒネクレモノだと思われているのでしょうね。
しかし、その下らないモノの中で、素敵な書籍に出会う喜びといったら!
先日、生物の和名・学名にまつわる、様々な問題についての本を読みました。
なかなかスリリングで面白かったです。

Re - 町田純 -2003-09-11 02:15:38 削除
とても数行で言い尽くせる問題ではないので、内容がないのは申し訳ありません。
ここ30年に限ると、ヤホンの文化は、60年代末のわずかな高揚と集中を全て失いました。
世界的に考えてもほぼ同じなのですが、特にこの国はひどいのではないかな。

雑に言うと、この国には似合わない、適さない、アホリカ式のグローバル化
が広まったことです。アホリカ式の帝国文化、産業形態の物まね。
利益をあげるもの、それが善であり、全てであるという考え方です。
文化というものは、本来お金には換算できない、お金と対極にあるものです。
それを換算しようとする、レートも付けて。

確かに世界中が資本主義の枠組みの中で生産しているわけですから、
利潤の追求は当然の行為ではあります。
しかし、例えばNew York証券取引所の会長が、今までに1億4000万ドル(160億円)の
報酬を手にしていたということで分かるように、余りにピューリタニズム的善を
通り越している。一人の人間が160億円をどのように使うのか?

はたしてヤホンにこのような資本主義が適しているのか。
ビル・ゲイツにしろ、この証券取引所会長にしろ、ろくなことにしか、
金を使わないのではないか。たとえ少しでも文化的な趣味があっても、
所詮、ゴッホの絵を何十億かで買った、ヤホンのどこかの製紙会社の会長と同じレベルだと思う。

極端な例ですが、これのミニチュアがあちこちで起きる。
お金と文化の一極集中です。もっとも、この場合の文化とは、とても文化などとは言えない、
低次元のものになっているわけです。なにせ、文化とは縁がない所に金が行くのですから。

勝ち組負け組という、アホリカ帝国式の恐ろしい二分法も、文化の領域に入ってくる。
勝ち組だけが正しく、価値があるという貧しさ。
ダズニーランド、ハリウッド、もののけ、座頭市だけでよいというわけです。

強いもの、大きいもの、勝ち組、が善である、ということに慣れてくると、
他者、それも弱者に対する想像力が失われていくことは、当然の帰結です。
今はなにもかもそんな風なわけです。

バブルのとき、堤の西武が色々と文化的な仕掛けをしました。
それはそれで、意義のあるものもありました。
しかし、西武が経営危機に陥るとともに、全て消えていったわけです。
やはり文化バブル、モドキだったんですね。

本来文化は、国や公共機関がもっともっと助成するべき事柄です。
それがなされないということは、この国の根本が、つまり国民が、文化を
大切にしていないということです。

どうも当たり前のことを書いてしまいました。各論を展開する場所がなくなってしまった。
失敗です。なにせ今日は異常に暑かった。頭が回りません。御容赦。

動物と人間の世界の違い。その通りです。
動物はあちら側にいて、とてつもなく純粋なもの。つまり完璧。
だから基本的に、彼らは反抗者なのです。素敵な。
でもときには、彼らも自らの存在について、想いを巡らしているのじゃないのかなと思います。
そして、たまに、僕ら人間の世界とすれちがうことがあるのでしょう。
そんな刻が、かけがえのない一瞬です。


  脱出成功! - からす -2003-09-09 22:17:12 (ホームページ) 削除
町田さん こんばんわ。
報告が遅くなりましたが、脱出口見つけました。
気付いてみると、なあんだ簡単だ…
新しいのは楽勝でしたよ。

ヤン君の写真、拝見しました。イメージどおり。
でも…こうやって載せられるのって、凄いと思います。
僕も猫は好きで、HPにも写真を100枚以上載せてますが、
僕と暮らした猫は、やはり…どうしても…

『カワカマス』の、「目一杯秋なんだ」と言う場面は、
あの本の中で一番好き。取り上げられて嬉しかったです。

家鴨の半透明人間とネズミの人形、僕も持ってますよ。
僕のは半透明じゃなくてブルーですが。
しかし、あのネズミ人形おもしろいですよね。
いろんなポーズで遊べて。何となく全種類そろえてしまいました。

売れないというだけで、純粋に「良い作品」が世に出ない。
どうしようもない程バカバカしい現象ですが、仕方ないのかな…
レコード屋も書店も、最近は何処に行っても同じ品揃え。
何か面白く無い時代になったものです。

祝、脱出 - 町田純 -2003-09-10 04:32:56 削除
バカな話ですが、父親が死んでもそれを引きずることはなかった。僕の父はシベリアでソ連軍に捕まり、シベリアの収容所で結核になり帰国した。以後肺機能が低下して、絶えず呼吸が苦しかった。そんな父が死んだ時、ああこれで楽になれたんだ、と思ったからです。

ところが、母の死と、ネコの死は、いつまでも続くのですね。
まあ、ヤンは物語と混ざってしまって、特別ではあります。

半透明なヤツは、ブルーの半透明なんです。
同じじゃないかな? 形が2種類あったのですが。虫刺されの薬の付録。

家鴨を始めてから、100円shopとか、スーパーのお菓子のコーナーとか、ガキみたいに見ています。
いや、いまどきのガキはそんなもんには興味なし。
何万円のゲームやパソコンに走っている。

面白いものがナイ。そのとーりです!
仕方なく、CD等は各国のサイトから直接購入。
本は、読む者、作る者、出版する者のレベルが著しく低下している訳で、もう、どーしようもないかもれません。
それにしても、よくまあ、わざわざつまらないモノを選んで本にしていますね。

この国はバブルが崩壊すると、文化も崩壊した。
文化もバブルだったというわけ。
いや、もともと文化モドキしかなかった…


  ヤンちゃんの写真 - そらの -2003-09-09 21:32:45 削除
(何だか連続ですみません・・・;)
ヤンちゃんのアルバムができたのですね。
お写真を拝見して、町田さんの絵のイメージ
そのものだなあと思いました。
穏やかで優しそうな猫ちゃんですね(^^)
とてもかわいくて、何度か見返してしまいました。

Re - 町田純 -2003-09-10 04:07:52 削除
恥ずかしいことですが、泣きべそをかきながら、
ぐっとこらえて作業しました。
なんのためか?
よくわからない…
よーするに、僕はヤンの親友であると同時に、ファンなのです。


  ヤンとカワカマス - そらの -2003-09-08 21:57:38 削除
こんばんは。またおじゃま致します。
「ボクはヤン」のコーナーの「ヤンとカワカマス」を
拝見させて頂きました。
とても興味深い内容で、勉強になりました。
カラーの絵も良かったです。
続きも楽しみにしております(^^)

Re - 町田純 -2003-09-09 07:24:59 削除
本当はもっときちんと書かなければいけないのですが、
カラー化したものが、ほんの少ししか無かったので、こじつけました。なにせ載せるのはタダなんですから、カラーの方がいいですよね。
遠近に適したものは、他の絵なんですけれど…
ボクの絵は、大抵、遠近に頼るだけなんです。


  楽しく拝見させて頂いております - そらの -2003-08-18 19:15:30 削除
こんばんは。初めて書き込みさせて頂きます。
いつも楽しく拝見させて頂いております(^^)

家鴨のコーナー、面白いですね。
脱出口、Windowsでも出られました(笑)
しかけが凝っていて楽しいです。
半透明人間、透明でも不透明でもなく半透明な所が微妙ですね。

書物のコーナーで紹介されていた猫の写真集、気になります。
それから、ヤンちゃんのコーナーの絵、青がとても綺麗で素敵ですね。
コンテンツも増えてますます充実。
これからも楽しみにしております。

Re - 町田純 -2003-08-18 23:57:35 削除
半透明は途中でした。今出来上がり。
途中でも未完成でもなんでも載せちゃいます。
後で直せるのが、印刷と違ってアリガタイこと、この上なし。
というわけで、細かいところをチョコチョコと校正しています。
半透明なヤツは、虫刺されの薬、「かゆみとバイバイ」だったかな、それの付録。本当は「ムヒS」の方が効くのでムヒを買いに行ったのですが、付録にひかれて結局……

Ernieの名前のところにamazon.jpの洋書売り場をlinkさせておきました。
シブヤのTower Books(Tower Recordsの6階か7階)より、かなり安いです。でも、実物を見るには、あそこしかないかな。

ヤンの絵は2003年 year plate用に描いたものです。
ヤンのコーナーは何から手をつけたら良いのか、途方に暮れています。




  大いなる脱出口 - 町田純 -2003-08-16 02:50:47 削除
確かに、この異常気象でも目覚めなかったら(CO2、戦争、核etc)、もう先がない。
近ごろのガキの口から良く出る言葉、「どうせ地球はおしまいだ」……

ロドチェンコは史料的な側面もあり、買いました。被写体が女性ばかりというのは、初めてだったので。けんこー的なロシア・アヴァンギャルドです。何歩か進むとリーフェンシュタールに近づく危険性、ほんの少しあり、かな。
ミック・ロックは知りませんでした。恵比寿の写真美術館もまだです。
今、写真という表現手段で興味があるのは、コラージュ、モンタージュ、物語性の断片、こういったものを寄せ集めた写真集。写真によるインスタレーションと言うべきかな。架空の物語、歴史、生活、事件、と言った感じのモノを再構成する。そういった作品なのですが、ないですね。近いものはあるんですけど。なにしろ写真集は高価で、気楽には買えません。

写真と美術の領域は、ますます混交していくでしょう。
大掛かりなインスタレーションをやっても、そこに居ない者には、写真や映像しか、知る手段はないのですから。

関係ありませんが、昔、銀座のプランタンでケルテスの写真展があった。行くと、なんと本人がいて、これからサインをするという。あわててカタログを買って、サインしてもらいました。歴史的な人なので、生きているだけでも喫驚なのに、ここに居るのです。
小柄な人で、ケルテスと小さくサインしていました。

ボクの本は当分、あるいは、もう出ないかも知れない。何も書いていないからです。
いや正確には、「ネコのお人形の2」は、ほぼ出来ています。絵はまだですけど。
でもこのシリーズは売れないから、出すところはないでしょう。
「閣下3」は、このサイトで進行形の「閣下とジャツク」がその代わりです。
あとは、「二匹の小ネコとジャガイモの物語」というのがずうっと頭にあって、書かなければと思っているのですけれど、なかなか。
絵本としてとてもぴったりの話で、ぐたぐた書くより絵本の方がよっぽど売れる、と思うのですが、そこを我慢できなくて(ガキに、すり寄る絵本なんて、書けるか!)、余計なことを書きそうで、またまた、ジャンルの分からない、よーするに売れないものを作りそうなのが心配…
それから、出版という世界のあまりに時代遅れの環境、センスにも失望しています。
ヤンの話は…書けるかな…。

さしあたり、このサイトをある程度仕上げようと思っています。
ここでは、ごく一部ではありますが、ボクらの(ヤン、ヤンの仲間たち、閣下とジャツク、お人形、家鴨、町田まり子etc) 世界を総合的に、展示することが出来ます。
ボクらが、オデッサ・イスタンブールというカフェて゛提示したモノも、これとほぼ同じ、小さな全体性、ある種の場です。いわゆるカフェではありません。

何かを表現しようとするとき、最大の喜びは、新しい想像力、新しい地平を見い出す瞬間です。
で、容易に見つけだす才能がないボクは、あれこれ、あちこち、ブツカリながら、前進するしかないのです。家鴨のように。

脱出口は、あまりにあっけない、とおもったのですが…へんだな。まさかMacでしか出られない、ということはないと思うんだけど…









  いやな雨ですね - からす -2003-08-15 14:39:32 (ホームページ) 削除
こんにちは。夏なのに、夏か?ってほど寒いですね。
パリなんか連日の猛暑で、留学してる知り合いなど
もうヒーヒー言いながらも生き延びているようです。
東京の気温とパリの気温、足して2で割るとちょうど良いのに。

ロドチェンコの写真集は如何でしたか。
「書物的主張」に載せられていた、Tony Mendozaの写真集が
気になっています。今度探しに行ってみようかと思います。
先日ミック・ロックという写真家の展覧会を見に、恵比寿まで行きました。
まあ、ロックンロールを撮ってる人なんですけど。
爆音でBGM流したりと、美術館には似つかわしくない展示でしたが、
あの写真のパワーは何処から来るのかと考えること暫し。

家鴨くん、面白く拝見しています。脱出口が見つかりませんが。
しかし、最近のデジカメは凄いですね。
僕もHPに載せる写真はデジカメが多いのですが、とったその日に
載せる事が出来ますし。けっこう奇麗に撮れるものですね。
>目測式のカメラのボケ味が〜、という町田さんの意見には僕も同感。
デジカメでピント外すと、見れたものではないですね。
同じピンボケでも、フィルムで撮るとそれなりに味もあるのに。
パソコンの画面で見ても、諧調の深みなどフィルムの方が良いかな。

すいません、長々と書いてしまいました。
いま会社は夏休みなのですが、雨と夏風邪で遊びにも行けません。
久し振りに町田さんの著書を、ゆっくり1冊ずつ読み返しています。
新しい書籍が出版されるのを楽しみに待っています。

p.s.未知谷って、僕の会社からも近くにありました。
たまに帰り道に通りかかると、窓に貼られたヤン君など眺めています。


  うふふふふふふふ - ぺぺぺ -2003-07-30 21:39:27 削除
町田御大将。
たいへんおもしろいです。脱出口がぁぁぁ〜(泣)
お人形もすごいですね。うーん。。感服。
パレスチナ問題について、ピースウォークで知り合った大学生のおにーさんがなにやら学生組織を立ち上げた模様。てゆーかビラ撒きしたんですけど、私(笑
わたしもパレスチナ問題についてよく学ばなくてはなりません。
とりあえず、前のパソコンが急おシャカなので、新しい環境からアクセスしてます。ドーゾよろしく。

なかなか - 町田純 -2003-07-31 03:23:05 削除
HPなかなかはかどりません。打ち込んでいると、新しいことができないし… かといって、打ち込まなければいつまでも中途半端。少々バテ気味。
さて塾も夏休み。というか、年中休み(生徒がいない)。
それでも、世間的に夏休みっぽくなってきて、こちらも便乗して、またまた休み。どうやって糊口をしのぐか、これが問題。



  今日届きました。 - 伊関真理江 -2003-07-25 17:46:43 削除
お手紙届きましたので早速ホームページに遊びに来ました。
でも私も慣れていないのでアドレス間違えて何度も見直しました。
タイ版のヤンも読めなくてもほしい、、、かも、
ネコのお人形の写真もいいですね。実は春先にバイクが壊れてしまい。
ずっとバイクに乗っていないのでドドドドド・・・という感じは
懐かしくとても羨ましいです。
頂いたハガキのヤンもとても感じ出てますね。
こんな照明で実際にヤンが居そうです。
お気に入りに追加したので又来ます。

気楽にどうぞ - 町田純 -2003-07-25 21:30:47 削除
odessa_istanbulのアンダーバーをハイフンにしてしまいがちです。ボクも以前よく間違えてイライラしたことがありました。
今夏、不順な気候でぱっとしませんね。
安直なので家鴨ばっかりいじっていて、ちっとも前に進みません。不親切なサイトであることは承知していますが、それはボクのスタイルでもあるので、仕方ありません。皆様御容赦!


  UK版 - 町田純 -2003-07-22 01:29:39 削除
P.S. 書き忘れました。「ヤンとカワカマス」の英国版は、表紙(top page)のヤンの画像をクリックすると、amazonのUKが出てきます。


  松虫草 - 町田純 -2003-07-22 00:53:34 削除
主役のネコのヤンがまだなのが申し訳ないのですが、これを始めると大変そうなので、手っ取り早くできるものでごまかしています。全て、永遠に完成途上ということになりそうです。
HPちらっと拝見。たくさんの植物! 松虫草(scabious)がないのが残念ですが。
「ヤンとカワカマス」では松虫草が大切な脇役。
UK版では、松虫草をstar flowerと架空の植物名に代えられて、いまだに納得いきません。
北米にもありますよね。


  面白い! - アンヌ -2003-07-21 16:05:41 (ホームページ) 削除
はじめまして。
そらのさんのリンクページから飛んできました。
猫つながりのサイトなので、人畜無害のほのぼの系かと思ってきたのですが、どうしてどうして。
いや〜〜、面白いですね。
閣下とジャック、家鴨的主張......。
こういった、しゃれていてピリッとしたサイトは日本では珍しい。
フランス人が好みそうなテイストかも。
ときどきおじゃましたいと思います。



  写真 - 町田純 -2003-07-16 23:50:19 削除
「からす」さん投稿ありがとう。
からす様と書くのはかえって妙な気がしたので、
さん、としました。それから、「先生」は必要ありません。
確かにポロ学習塾の教師で、ガキどもに先生と言わせていまが。
まあ、「さん」付けしていただければありがたし。

ホームページ拝見しました。うまくできているなあー、と思いました。写真がお仕事ですか。実は、先月初めてデジカメを購入しました。安物ですが、1センチまで接写できることに感動しています。
そのおかげで、家鴨やネコのお人形をうまく撮ることができたわけです。
たいした照明がなくとも明るく撮れるのも驚きでした。
でも、ここまで撮れるとなると、かえってピンホールカメラや、
そこまでいかなくとも、目測式のカメラのボケ味が求められるということもあるでしょう。

先週バーゲンで、ロドチェンコの女性写真集と、サラエボのカメラマンたちが撮った内戦の写真集を買いました。


  はじめまして - からす -2003-07-16 22:16:38 (ホームページ) 削除
はじめまして。
町田先生の著作を、何度も読み返させて戴いております。
ヤンの中では『草原の祝祭』が一番好きな話。
お人形のコンビの、あのブラックな感じも捨てがたいですが。
ここに載せられた作品も、毒があって面白かったです。
ジャック大丈夫か?あの巨大バッタ。

国内でも信じられない事件が続く毎日、海の向うに目を向ければ、
もう何処にも隠れる場所など無いのでしょうか。
日々のニュースに心を痛めた所で、何も動き出せない僕には、
空を眺めて過ごすしか出来ないのかも知れない。
TVを見るのも遣り切れず、スイッチを消して思いました。

そうそう、NHKの受信料。TV受像機があるだけで、見て無くても
払わなくてはならないそうですね。
受像機を持たず、パソコンでTVを見ているなら拒否できるのかも。
まったく変な話です。


  早速有り難うございます - 町田純 -2003-07-16 01:47:26 削除
工藤さま、投稿第一号、ありがたく拝受。
大量破壊兵器については、悲しいギャグとして、いくらでも使えそうです。ただ、今までどうしても皮肉ることができなかったのは、パレスチナの状況です。今日の朝日に、BBCがイスラエルの大量破壊兵器についてのドキュメンタリーを放送して、それに対してシャロンが怒って、BBCをシャットアウトしたとありました。比するにNHKのひどさには、腹が立ちます。みんなみんな、受信料を拒否するべきです。ちなみにボクは払っていません。「あのアンテナは?」「幻影」と、答えるようにしています。


  無題 - ?H藤 知子 -2003-07-16 01:36:07 削除
?一日一日ががぜん活気的、世界的。期待的! ニュースで大量破壊兵器に関しシーアイエーの陰謀であったと10時間報道するところをNHK敵包みシミ深いから3秒報道。最初からブッシュの顔も喋り方も変だ、わざとあの細い目無理にみ飛来て...そうおもっていました。


  無題 - 町田純 -2003-07-16 01:33:42 削除
?pソコンがすきではないのにホームページを作り始めました。時間をとられて、ますますバカになりそう。少しずつ形になればよいのですが……時々消えたりすると思います。あしからず。